中山道醒井宿(さめがいしゅく)はヤマトタケルノミコトの熱を醒ましたという伝説の「居醒(いさめ)の清水」がある清流の郷です。夏の間は「居醒の清流」を源流とする地蔵川には大変珍しい水中花「梅花藻(ばいかも)」が有名です。
水温は年間を通じて14度程度と安定しており、貴重な淡水魚である「ハリヨ」が産卵や生息しているところです。また、「居醒の清水(いさめのしみず)」は、「平成の名水百選」にも選ばれており、都会の日常を離れ、微笑みを誘う「癒しの水空間」です。
ハリヨはトゲウオ目・トゲウオ科に属する淡水魚で、自然分布は滋賀県北東部、岐阜県の南西部で、三重県にもかつては分布していたが、1950年代に絶滅している。
近年はハリヨの生息数は極めて少なくなっていて、環境省のレッドリストに絶滅危惧種として指定され、保護活動が行われています。
酷暑の35℃超えでしたが、「梅花藻」を見ることができるのは真夏だけ。中山道醒井宿の道はきれいにされており一般車両は通行できませんでした。大勢のカメラを持った方々が訪問されていました。湧き水口や水路付近に行くと一挙に5℃ほど温度が下がります。また飲めるような冷たい水の流れや梅花藻の揺らめきを見ているとより一層涼しさがが増して気持ちがいいくらいでした。
記:桃太郎
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