女人高野 大本山 室生寺

プライベート
我が身をば 
 高野の山に 
  とどむとも 
心は室生に
 有り明けの月
     伝 空海詠

 奈良時代末、東宮(のちの桓武帝)の病気平癒を願った興福寺(こうふくじ)の僧賢憬(賢璟)が創建。現在の寺観を整えたのは賢憬の弟子修円といわれる。その後、一時衰退したが、江戸時代元禄年間に5代将軍徳川綱吉の生母桂昌院の庇護を受け再興された。このころから、同じ真言宗で女人禁制だった高野山金剛峰寺に対し、室生寺は女人の参詣を許可。そのため「女人高野」と呼ばれ、女性の信仰を集めた。
 境内には柿葺きの金堂(国宝)や弥勒堂(重要文化財)、檜皮葺きの本堂(国宝)などが散在。金堂には、本尊釈迦如来立像(国宝)をはじめ、十一面観音立像(国宝)など木造の貞観仏5体が安置されている。このほか、弥勒堂の釈迦如来坐像(国宝)などの優れた貞観仏が伝わる。
 屋外に立つ古塔としてはわが国最小の五重塔(国宝)(高さ16m)は、1998年の台風で大きく損壊したが、現在は修復されている。塔の左の道を登ると御影堂(重要文化財)のある奥の院がある。石楠花(しゅくなげ)やもみじが境内を美しく彩ることでも有名。<奈良県観光公式サイトより>
 石楠花の花言葉は威厳(いげん)・荘厳(しょうごん)

 あと、一週間早ければ見頃だったそうです。入山者の中で一週間前にも来られた方がスマホの写真を見せてくれましたが、一面が石楠花で満開でした。これも少し残念!! 来年に期待します。

 初夏の季節は、花が一斉に咲き新緑とともに映えるときです。花のいのちは短いとも言いますが、毎年々、可憐に私たちを魅了させてくれる自然の力強さを感じます。
 一年中、いろいろなところで様々な花を見せてくれる自然をいつまでも大切にしなければと思います。

 記:桃太郎

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